生活福祉の相談事例

夫が体調を崩して離職し、今も仕事ができない状態が続いています。私のパート収入だけでは生活が厳しい状況です。なにか利用できる制度はないですか。

民生委員・児童委員より
ミンジー

八王子市役所の生活自立支援課に相談してみましょう。

お一人で家計をささえていらっしゃるんですね。たいへんなご苦労がおありだと思います。

まずはご主人の雇用保険の「失業等給付」がありますが、雇用保険が受けられない場合や給付期間が終わった場合、生活困窮者自立支援制度、生活福祉資金などがあります。

また、現在もご主人の体調は回復しておらず、引き続き治療が必要な状況も考えられますので、生活保護制度の利用も考えられます。

生活保護を利用することに抵抗感をお持ちかもしれませんが、「最後のセーフティネット」として国が提供しています。世帯員全員の資産や能力をすべて活用しても生活の維持が困難で、親族(扶養義務者)による支援も得られない場合に、生活費等の必要な支援を受けることができる制度です。詳しくはこちらをご覧ください。

以上の内容は、八王子市役所の生活自立支援課が窓口になっていますので、これ以上生活に困らないためにも、まずは相談してみましょう。

八王子市役所 福祉部生活自立支援課 自立担当 
電話:042-620-7462

工場の契約社員として働いてきましたが、雇用契約が打ち切られてしまいました。貯金もなく、現在住んでいるアパートの家賃が払えない状態です。なにか利用できる制度はないですか。

民生委員・児童委員より
ミンジー

八王子市役所の生活自立支援課に相談してみましょう。

雇用契約が打ち切られ、とてもおつらいですね。

現状、離職して住居を喪失または喪失する恐れがある状況ですので、就労能力や就労意欲がある方であれば、生活困窮者自立支援制度の「住居確保給付金」を受けることが考えられます。

住居確保給付金は、ハローワーク等でお仕事を探されている期間の家賃の支払いなど、一定期間住宅費を支給して生活基盤を整え、早期の自立を支援する給付金制度です。月何回以上相談に出向くとか、いくつか要件がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。

生活にお困りのことがありましたら、まずは八王子市役所の生活自立支援課が窓口になっていますので、相談してみましょう。

八王子市役所 福祉部生活自立支援課
(住居確保給付金についてのご相談)電話:042-620-7490

(生活にお困りごとがある場合のご相談)電話:042-620-7462

派遣社員として働いていましたが、事情があって辞めることになりました。雇用保険に加入していたため失業手当を受けることができますが、すぐには支給されないため、その間の生活費が足りない状態です。なにか利用できる制度はないでしょうか。

民生委員・児童委員より
ミンジー

八王子市社会福祉協議会に相談してみましょう。

お仕事をお辞めになるとのことで、いろいろとご心配ですね。

失業手当が支給されるまで一時的に生活費にお困りということでしたら、家族等からの支援が難しい場合、社会福祉協議会の「緊急小口資金」の借り入れが考えられます。これは、「緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合」に利用できる資金です。

具体的には、貸付額は10万円以内で、利息は無利子、連帯保証人は不要です。貸付後2ヶ月を据置期間とし、12ヶ月以内に返済することになります。

借り入れを行う際、基本的には自立相談支援事業の利用が前提となります。八王子市社会福祉協議会の生活支援相談担当が窓口になっていますので、相談してみましょう。

八王子市社会福祉協議会 生活支援相談担当 
電話:042-620-7282

小学生と中学生の2人の子どもがいます。収入が少なく、子どもの給食費や修学旅行の積立金を支払う余裕がありません。なにか利用できる制度はないでしょうか。

民生委員・児童委員より
ミンジー

八王子市役所の学校教育部学務課に相談してみましょう。

生活のやりくりなど、たいへんなご苦労をされているのですね。

収入が少ない世帯の子育て支援のために、「就学援助制度」があります。

就学援助制度は、経済的な理由により就学が困難な児童生徒の保護者に対する経済的支援制度です。学校給食費や修学旅行費をはじめ、学用品費などに充てるべきものとして補助がなされます。

八王子市役所の学校教育部学務課(学事担当)が窓口となっていますので、相談してみましょう。

八王子市役所 学校教育部学務課(学事担当)
電話:042-620-7339

子どもが私立高校に入学することになったのですが、収入が少なく、入学金や授業料の支払いが難しい状況です。なにか利用できる制度はないでしょうか。

民生委員・児童委員より
ミンジー

八王子市社会福祉協議会に相談してみましょう。

お子さんの学費、なんとかしてあげたいですね。

収入が少ない世帯の子どもたちの就学支援のための貸付金制度として「教育支援資金」があります。

教育支援資金は、生活福祉資金の中のひとつで、低所得世帯(住民税非課税程度)の方に対して、高校、大学、短大等に就学するための費用を貸付けするものです。

また、この教育支援資金を利用する際は、世帯状況や貸付の必要性について、民生委員・児童委員としての「意見書」記入が依頼されます。

八王子市社会福祉協議会が窓口になっていますので、相談してみましょう。

八王子社会福祉協議会 生活支援相談担当 
電話:042-620-7282